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オ・スノディ兄弟インストア・ライヴ
キーラの中心メンバーとして知られるオ・スノディ3兄弟が初来日。今朝関西国際空港に着いたそうだ。難波のタワレコでのインストア・ライヴを覗いてきました。
観客は40人ほどだったかな。始まる直前までステージ前は人がまばらだったんだけど、音が鳴り出すとやっぱりみんな集まりますね。といってもこの時間(午後7時30分)、タワレコ店内の客そのものが少なかったようですが。
出演は、カラム・オ・スノディ(フルート/ホイッスル/ギター/パーカッション/ヴォーカル)、ローナン・オ・スノディ(ヴォーカル/バウロン)、ロッサ・オ・スノディ(ギター/ホイッスル/パーカッション)の三人。ケルティック・ミュージック・オンライン掲示板での主催者の書き込みによると<キーラのあのサウンドとは違い、かなりトラッド色の強いものになると思います。>とのことだったけど、なんのなんの、まんまキーラでございました(笑)。なにせ、一曲目からバウロン、ジャンベ(かな?)、マラカス(?)のオール・パーカッション・ナンバー。ンドゥドゥドゥドゥドという強力ビートに、精悍で力強いコーラスがかぶさって、日本での第一声、なかなかごきげんなスタートじゃない。
キーマンは、やっぱローナンなんでしょうね。彼だけ裸足で、ステージ真ん中に仁王立ち。前歯が欠けていて、愛嬌あるというかちょっと天然系が入っているというか、そんな風情なんですが、叩き出すリズムが強烈。バウロンにマイクを取り付けて、裏から金属チューブをあてがってみたり(音がたちまち硬質になる)、スネアドラムで使うブラシで叩いてみたり(繊細ないい音)、バウロンを自由自在に扱うさまを見ているだけでも楽しめました。演奏中の姿もまた独特なんですね、これが。
吠えるような唸るようなヴォーカルも印象的。
予定の30分が終わったけど「もう一曲やっていいか」とローナンが言いだし、観客に手拍子を求めると素早いスティックさばきでバウロンをぶっ叩く。あいだの曲ではフルートやホイッスル、ギターも使っていたけれど、うん、やっぱ彼らにはこのスタイルがいちばん似合っていたなあ。
●会場でもらったチラシによると、夏にはキーラとしてフルメンバーで再来日するそうです。
8月28日(土)ファンファーレ・チォカリーアwithキーラ 東京・すみだトリフォニーホール
8月29日(日)トランス・ヨーロッパ・フェスinかわちながの 大阪・河内長野ラブリーホール
8月30日(月)広島・クラブクワトロ
8月31日(火)名古屋・クラブクワトロ
9月1日(水)シンク・オブ・ワンwithキーラ 東京・Shibuya O-EAST
9月2日(木)キーラwith シンク・オブ・ワン 東京・Shibuya O-EAST
詳しくはプランクトンまで。
2004 02 03 [face the music] | permalink
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comments
彼らは先に大阪に行っていたんですね。
以前ローナン・オ・スノディがリアム・オ・メンリィと共にライヴを行った際、リアムファンの私は当然観に行ったのですが、翌日になってようやくローナンのバウロンとヴォーカルに圧倒され、大好きになったのでした(欠けた前歯も含めて)。
臨場感あふれるライヴを観ての反応としては我ながら超スローだと認識しています。
東京は7日と8日。体力をつけて行ってきます。
posted: ネリュングリ (2004/02/05 19:44:47)
やっぱ3人だと物足りないなあと思うか、3人でこれだったらフルメンバーになったら一体どこまで行くねん、と思うか。
残念ながら昨日の京都・クラブメトロには行けなかったので、よろしければ東京の様子を教えて頂けるとうれしいです。コメントありがとうございました。(やっぱローナンのポイントはあの前歯なんですね^_^;)
posted: とんがりやま (2004/02/05 22:16:56)