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The Book of Kells
先日のアイトラで買ってきたモノを、ようやく少しずつ開封しているところ(遅っ)。
そのなかのひとつ、ダブリンのトリニティ・カレッジ制作の『ケルズの書』CD-ROM(2004年)を観る。
ウェブサイトThe Book of Kells(参考:日本語版ページ)によるとSpecial EditionとStandard Editionの2種類があるそうだが、会場で売っていたのはスタンダード版だけだった(筈だ)。少し厚手の紙にCD-ROMをはさんだだけの、なんとも素っ気ないというか頼りないというかぶっきらぼうというか、そんなパッケージなのだけど、白地に金箔押しで「The Book of Kells」と入っているだけの、これはこれで美しいデザインではあります。
起動すると上方にメニューがあらわれ、特徴的なページをナレーション入りで解説するコーナーや、アルファベットや人物図など、一般に人気の高い装飾部分がアップで見られるコーナーなど、『ケルズの書』を多角的に鑑賞できる。
が、やはり全ページを美しいカラー写真で収録しているのが圧巻だろう。片葉ずつ、あるいは見開きで(見開きモードにしたときの、ページをめくるアクションが楽しい)1ページずつ眺めていると、時間がたつのを忘れてしまう。
そういや昨年だったか、鶴岡真弓さんの訳でフルカラーの解説書が出ていたっけ。以前は別にいいかあ、などと思っていたけど、こういうのを見てしまうとやっぱ本も欲しくなりますねえ。ううむ。
2004 02 29 [design conscious] | permalink
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comments
こんにちは。
京都の「ケルトフェスティバル」で何があったのか、とても興味があります。『ケルズの書』CD-ROMも知りませんでした。実におもしろいです。
「うるわしのブルターニュ」ご紹介いただきありがとうございます。日本にいるときは、いろんな新刊をチェックしていたのですが、フランスに来てから、日本からの送料が高いので見逃しているものがあります。だんだん異邦人になってしまいそうです(笑)
では、また遊びにきますね。
posted: 市絛 三紗 (2004/03/16 3:32:21)
コメントありがとうございます。
ブルターニュは一度は訪れてみたい場所のひとつです。私のブログでも、時おりブルターニュ関連のCDや本を取り上げてますが、なにぶん知らない事ばかりなので、いろいろとご教示いただければ嬉しいです。
>京都の「ケルトフェスティバル」で何があったのか、
「アイルランド・フェスティバル in 京都 2004」があった日は、ダブリンに長年住んでらした方いわく「セント・パトリックス・ディの頃のダブリン並みの寒さ」でした。気候までもがアイルランド風になっていたという、じつに本格的なイベントでありました(笑)。
posted: とんがりやま (2004/03/16 14:42:27)