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[CD]:Open Hearth
Open Hearth
Andrew MacNamara (accordion)・ Mary MacNamara (concertina)
MAC 01 (2004年?)
- Reels: Joe Bane's / The Green-Gowned Lass
- Hornpipe: Off to California
- Jig: John Naughton's Jig
- Reels: Bag of Spuds / The Doonagore Reel
- Hornpipes: Peacock's Feather / Harvest Home
- Reels: Reel of Rio / The Reel of Bogie
- Jig: Joe Bane's
- Schottische: Bonnie Scotland / Bill O'Malley's
- Reels: The Morning Star / Joe Bane's
- Jigs: The Boy in the Wood / The Rooms of Dooagh
- Reels: Big Pat's Reel / Maids of Galway
- Reel: The Humours of Tullycrine
- Reels: Over the Moor to Maggie / Boil the Kettle Early
アイルランド・東クレアの、メアリ・マクナマラの最新CDは、アンドリュー・マクナマラとのきょうだい共演。いやあ、これは渋いです。
まず、聞こえてくる音がアンドリューのボタン・アコとメアリのコンサーティーナのふたつだけ、というのが好みです。アイルランドの伝統音楽にゃあ余計な伴奏楽器なぞいらねえ、てな気分になりますね。それになにより、このテンポ。早過ぎもせず遅過ぎもしない、とてもいい感じのスピードです。上手く言葉にはできませんが、ははぁ、クレアのリズムってこうなのね、という説得力に満ちあふれています。音楽がこうだと、生活のリズムやテンポもきっと「いい感じ」なんだろうなぁ、などと思ったり。
取り上げているチューンは聴きなじみの曲が多いんですが、どれも他では聴けない独特のクセというか味わいがあります。聴いているうちに、なんだか“楽器によるふたりのおしゃべり”を楽しんでいるような気がしてきます。
そのメアリ・マクナマラ Mary MacNamara がこの秋、来日しますね。えーと、ひょっとして、初来日でしたっけ?
「アイルランドの風」チケット取扱はロバハウスのサイトにて。ふつう、ロバハウスの前売りは公演の2ヶ月前から受付開始なんですが、今回はもうすでに始まっています。ロバハウスの常連さんならご承知のとおり、あそこはとてもこぢんまりとした、けれどもナマ音がとても良く鳴るいい会場です。毎秋好例のこのコンサートシリーズは熱心な固定客も多いので、今回も早々と売り切れるのかな?
- 【会場】ロバハウス
- 【日時】2004年11月6日(土)・7日(日)13:30〜/17:00〜
- 【料金】前売り3,500円、当日4,000円
- 【出演】守安 功(フルート、ホイッスル)/守安雅子(コンサーティーナ、ハープほか)/ゲスト:メアリー・マクナマラ(コンサーティーナ)
2004 06 10 [face the music] | permalink Tweet
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comments
こんにちは。上記ロバハウスの「アイルランドの風」を見たら懐かしの絵がありました。Batten さんの絵ですね、確か。この絵を見るとアイルランド伝統音楽妖精起源説(?)を想いだします。
posted: Micheal (2004/06/10 17:13:56)
コメントありがとうございます。
あの絵は「アイルランドの風」コンサート・シリーズの当初から、ずっと使ってらっしゃいますね。
Batten さん、という方の絵だったんですかぁ。コンサートの雰囲気にぴったりだと、私も思います。
posted: とんがりやま (2004/06/10 23:18:53)
はい、John D. Batten のイラストと思います。
石井桃子訳『イギリスとアイルランドの昔話』1959/81 福音館書店(現在は福音館文庫)の「ノックグラフトンの昔話」に添えた絵がそうです。
posted: Micheal (2004/06/11 8:58:36)