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京都METROの緊急フォーラム行ってきました
私が知ったのがつい昨日だったという、京都のクラブ「METRO」での『緊急フォーラム:音楽を自由に選択できる権利を!』に参加してきました。
でもなあ、法案も成立しちゃったことだしなあ、はたして何人くらい集まるのかなあ、などと思ってましたが、なんのなんの、ぎっしり超満員。当初並べられていた椅子を大急ぎであらかた片づけて、ほとんど立ち見状態でした。200人? 300人? 正確なところはちょっとわからないですけど。
8時30分から10時まで、の予定だったのが、結局終わったのは11時30分近くになってました。ま、始まったのも9時ごろでしたが。一両日中には、あちこちのブログや掲示板に感想やレポートが並ぶことでしょう。
私はかなり後ろの方に立っていたので、みなさんの声しか聴けなかったんですけれども、とにかく熱かった!ネット上での関連するサイトを渡り歩いたりして、自分なりにこの問題を少しは理解していたつもりだったんですが、やはりナマの声を聞く、というのはいいですね。ライブが一番、ってのはなにも音楽だけじゃなかったんだなあと改めて思いました。
ゲストスピーカーの高橋健太郎さんは今日(ってもう昨日になっちゃいましたが)も、京都に来られる前に文化庁の方と面談されていたそうで、産地直送のできたてホヤホヤな話が色々聞けました。たとえば…と書こうとして、えーと、メモとっていたわけでもないんで、あやふやな記憶のまま書くのはまずいかな。いずれMEMORY LABにお書きになると思います…ということで逃げておこう(笑)。
地元の政治家としては、民主党の福山哲朗氏が来られていました。文化庁の担当者のかたは…欠席だそうです(爆)。
後半の、参加者からの質疑応答のなかで何度も質問がありましたが、法案が成立してしまった現在、ではこれから何ができるのか、また何をやればいいのか。参加者の中には署名を集めるなどの活動を熱心にやってこられた方が多く、現時点で虚脱感を訴える人もいらっしゃいました。
高橋さんはじめみなさん異口同音に答えていたのは、「法案は成立したけれども、具体的な中身はまだまだこれから」という意味のこと。この言葉を聴けただけでも、今日来た甲斐があったというものです。自分のブログでも右サイドバーにバナーを貼ってますが、「まだまだ見続けていますぜ」という意思表示をずっと継続させる、というのがもっとも重要なことなんですよね。今日のMETROのような集まりを、いろんな場所で、ずっと継続させていくのも想像以上に大事なんだなあ、と思いました。
「秋に臨時国会があるはず」と福山議員。法律の施行は来年1月からで、この法律自体はまだヌエのようなあやふやなものでしかないから、文化庁が具体的な運用方法や細部の項目をあれこれ決めていくのは今から。とすれば、秋の臨時国会で、ふたたびこの問題を国会の議論の場に載せてしまうことだってできるわけです。「まだまだ見続けていますぜ」という消費者からの意思表示は、そのためにも必要なんですね。
それにしても…。「これによって結局誰がトクをするのか」が、やっぱりよくわからないままでしたね。レコード会社の直接の担当者から税関職員まで、この件に関わってしまう人はみな煩雑な事務作業を増やされるだけという、という話なんかは聞いていてトホホものでした。日本経済にとってはこっちのほうがかえってマズいんじゃないの。
この件は、また思い出したら何か書きます。とりあえず、第一報でした。
2004 06 16 [face the music] | permalink
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