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今月買った本

 本棚がいっぱいだよぉ。部屋中あふれてるよぉ。…とかなんとか言いながら、相変わらず本を買い続けております。今月買ったのは他にもあるんですが(今月いちばん楽しんだのはあの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度かな)、とりあえず数冊ご紹介。


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(写真上から)
●大誘拐
 天藤真/創元推理文庫 Mて1-9/2000年7月初版(原本は1978年11月刊)
 ISBN4-488-40809-5  カバーデザイン:柳川貴代
 なにを今さらって? なに、永遠の名作ですし。電車の時間待ちに駅の本屋で購入、車内では当然読み切れず、家に帰ってそのまま一気読み。気がつけば外が白々となってましたが。いやあしかし、何度読んでも面白いです(昨年だったか、たしか週刊文春の企画で「20世紀の傑作ミステリー」国内部門の1位になってましたね)。
 読むたび、見渡す限り山また山、の風景が見たくなります。そういえば映画は未見なんだった。近所のレンタル屋に置いてるかなあ。
 
●ブリューゲルへの旅
 中野孝次/文春文庫 な21-13/2004年5月復刊(原本は1976年2月刊)
 ISBN4-16-752313-2  カバーデザイン:坂田政則
 これまた何を今さら本なんですが、アンコール復刊だそうで。一気読みした『大誘拐』と違い、こちらは少しずつ読み進めるつもり。なにかブリューゲル関連の展覧会図録を持ってなかったっけ、とごそごそ探していたら1989年の『ピーテル・ブリューゲル全版画展』(ブリヂストン美術館他)と1990年の『ブリューゲルとネーデルランド風景画展』(京都国立近代美術館他)が出てきた。うーん、いつか良い画集を手に入れたいなあ。
 
●踊りませんか?——社交ダンスの世界
 浅野素女/集英社新書 0245H/2004年6月刊
 ISBN4-08-720245-3  装幀:原研哉
 タイトル買い。著者はパリ在住だそうだ。タイトルは「Shall We Dance?」の和訳なんだろう。ストレートに日本語にすると、かえって新鮮ではあります。
 ぱらぱら目次を眺めていたら、ワルツに一章を割いている。思い出した! 数ヶ月前に買った加藤雅彦『ウインナ・ワルツ ハプスブルグ帝国の遺産』(NHKブックス/2003年12月/ISBN4-14-001985-9)も買ったまま未読なんだった(大汗)。合わせて読むことにしようっと。
 
●スコットランド 歴史を歩く 
 高橋哲雄/岩波新書 895/2004年6月刊
 ISBN4-00-430895-X
 スコットランド歴史本、それも一般書ばかりウチに何種類あることやら。どーしてこう同じような本を買いこむんでしょうねえ。答えは簡単、いっかな頭に入ってないから、であります。いやだから、熟読しろよ、と。再読三読しろよ、と。思わず自分にツッコミを入れたくなってしまう今日この頃。
 いや、でもこの本、高橋さんの書いたものだしぃ。かつての『アイルランド歴史紀行』(ちくまライブラリー/1991年刊)の好印象があったものでぇ。と言い訳を試みるもう一人のワタシ。
 
●いま私たちが考えるべきこと 橋本治式「考えるレッスン」
 橋本治/新潮社/2004年3月刊
 ISBN4-10-406107-7  装幀:新潮社装幀室
 季刊『考える人』創刊号からの連載をまとめたもの。連載中から愛読してました。この人の文章は、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、あるいは同じようなところをぐるぐる回っているように見せかけながら、いつのまにかすんごい高みにまで登っているのが楽しい。集英社新書『上司は思いつきでものを言う』の方はまたいずれ。まずはこっちをもう一度読み直すのが先。
 
●不思議の国ベラルーシ ナショナリズムから遠く離れて
 服部倫卓/岩波書店/2004年3月刊
 ISBN4-00-024623-2
 ナニを隠そう、いま真っ先に読みたい本。このエントリを書き終わったらすぐに読み始めることにします。
 オビに「民族主義を公式に否定する国、ベラルーシ。この寛容で愛すべき小国の行く末は?」とあるのにスルドク惹かれました。
 よし、アテネではベラルーシを応援しよう…って、誰か出るよな?
 
●小沢昭一 日本の放浪芸
 小沢昭一/白水社/2004年6月刊
 ISBN4-560-03585-7  ブックデザイン:松吉太郎
 なにしろ最近の本屋は回転が速い。昨年10月からの晶文社《随筆随談選集》も、そろそろ店頭からは姿を隠す頃か。早いとこ揃えておかなくちゃなのだが、今月はこっちを優先することにした。今月いちばんの高額な買い物である。ひぃひぃ。
 この本は、レコード(『日本の放浪芸』シリーズ)での小沢さんのコメントを採録したものなのだが、活字になると、よりわかりやすくなったように思う。昭和、というより20世紀の貴重な記録。この厚さと、手に持った時の重さが全てを語っている。
 とはいえ、どんなゴツい本であろうとも、寝っ転がって読んでしまうのがワタシなんであります。枕にしないように気を付けなくっちゃ。

2004 06 30 [booklearning] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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