« 日本にプロ野球は必要か? | 最新記事 | 今月買った本 »

幻のロシア絵本展、再び

 芸術新潮2004年7月号は「幻のロシア絵本」特集。自分的にはなんで今頃? と一瞬思ったものの、よくよく考えれば東京展はこれからだったんですね。それにしても、3つの会場のうち2つまで既に終わっているのに、最後の東京のスケジュールに合わせて特集を組む雑誌って、なんだかねえ(ディック・ブルーナの時もそうだった)。
 まあ、単純に考えて、それだけ人口が多い=もっとも需要がある=いちばん売れるタイミングっていうことなんでしょうけど。ふんっ。どーせ大手メディアにとっちゃあ、東京以外は視界の圏外なんでしょーよ。

 …なんだかんだ言ってますが、今号の特集記事そのものは、展覧会のサブテキストとして申し分ないと思います。展覧会をすでに見た人でも、手に取る価値はあるかも。ちなみに、展覧会を見逃した人、遠くて足を運べない人でも、図録は書籍として一般の書店やネット書店で買えます。また、大きい書店では絵本の復刻版セットも販売してますね。とはいえ、10冊セット15,000円(分売不可)って、普通ちょっと手が出ないと思うんですが。

 4月に観た時の私の感想はこちらに書いてます。
 7月3日からの東京展が始まったら、検索エンジン等で訪問される方がまた増えるかもしれませんね。トラックバックとか Similarity Search でのヒットとか、今からちょっと楽しみです。

 展覧会スケジュールを再掲しておきます。…って、芦屋と足利はとっくに終わってるんですが。

●幻のロシア絵本 1920-30年代展
 芦屋市立美術博物館 2004年2月28日-4月11日
 足利市立美術館   2004年4月17日-5月30日
 東京都庭園美術館  2004年7月3日-9月5日

 なお、2005年4月には函館展の開催も決まりつつあるらしいです。これはめでたい話。

2004 06 29 [design conscious] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

「design conscious」カテゴリの記事

comments

 

copyright ©とんがりやま:since 2003