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アフィリエイト、しません。

 Google AdsenseとかAmazonアソシエイトとか楽天アフィリエイトとか、最近ではbk1ブリーダーも多いのかな、個人サイト/ウェブログ界隈ではアフィリエイト・プログラムの導入がすっかり定番になってますねえ。
 わたしのウェブログでも、ときどき本やCDやDVDのレビュー/紹介記事を書いたりしているので、記事に連動したアフィリエイト・プログラムを導入すれば、小遣い稼ぎ程度にはなるんじゃないの、とか言われることもあるんですが…。
 
 

 …えーと、改めて宣言するほどの大げさな話でもないんですが、
 
 私、アフィリエイト、しません。
 
 理由はいくつかあって、なんだか面倒くさそうってのも、まあ、ちょっとばかりあるんですが、それよりも、本やCDやDVDくらいどこで買うかは自分で選びたいっていうのが第一かと。
 
 話がちょっと横道にそれますが、今年に入って急激な盛り上がりを見せている「著作権法改悪/輸入権創設反対」の声のなかで、私がもっともいいフレーズだなあと感じたのは「選択肢を保護しよう」「音楽を自由に選択できる権利を!」というものでした。「輸入権」という言葉にまだ馴染みが薄かったころ、すかさず「選択権」という概念をもちだしたのが新鮮だなあ、かっこいいなあ、と思いましたねえ。そのとき、今年のキーワードは「権利」になるんじゃないか(命名権、なんてのもありましたね)とさえ思ったものですが。要するに、国内盤か輸入盤か、どのアルバムを買うかを選べるのが「消費者の権利」であるように、「どこで買うか」もまた、とても大切な権利なんじゃないかと。
 
 
 もちろん私だって、近所の店では扱ってないとか、取り寄せするよりはるかに早いし便利だしという理由で、ネットショップで買い物をしたことは何度もあります。それでも、基本的には私はできるだけ地元で買いたいです。1冊の本を探して市内の書店を何軒もハシゴするくらいは、全然平気だったりもします。そういう「苦労」は「本と巡り逢う愉しみ」のひとつでもありますし。
 なので、誰かのサイトで「この本、すっげえ面白いよ〜」などと書いてあったら、私はとりあえず近所の書店に走ります。その場でクリックすればこっちもラクだしサイトオーナーさん的にもウレシイんでしょうけど、でもねえ、面白い本を教えてくれるのは確かに有難いんですが、かといって何処で買うかまでを強制されるいわれも、勧められるおぼえも、ないですからねえ。
 
 
 
 たぶんほとんどのサイトさんは「アフィリエイトやってます」とページのどこかに明記し、かつ広告欄は別枠にするなど、初訪問の読者にもわかりやすいよう工夫してらっしゃるんでしょうが、中にはそうでもない方もいらっしゃって、CDレビュー記事でうっかりジャケ写をクリックしたら大手通販サイトに飛んでしまい、一気に興ざめてしまうこともあります。
 最近はもう、よく知らないサイトさんの画面はできるだけ触らないようにしようという、なんだか「知らないおじさんについていっちゃダメよぉー」状態になってたりしてますが(笑)
 
 ところで、アレって巷間言われるように本当にみなさん「小遣い稼ぎ」になってるんでしょうか。ま、「お金の問題じゃないっ! 宣伝に利用させられてる協力しているヨロコビがあるんだっ!」っていうのも、アリなんでしょうけど。

2004 07 15 [booklearning] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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comments

私の場合は(アマゾンのアフェリエイトですが)、小遣い稼ぎとかは全然思っておりませんで、ジャケなどの画像が文句いわれずに使えるというのが一番大きいですねえ。ぽちっとして興ざめしちゃう場合は申し訳ないんですが。

posted: swj (2004/07/15 21:46:12)

こんにちは。

Amazon(日本)にはいってますが、売り上げ合計250円です。1500円になるまでおあずけなので、2年後くらいに、もしかしたらもらえるかな(笑)

私の場合は日本のAmazonであつかっていない商品が多いですからね。どうしても欲しい人がどうやって検索していいかわからない(海外の商品)場合のお手伝いができたらいいと考えてます。いやな気分にさせたのなら、おわびします。

posted: (2004/07/17 20:54:11)

 コメントありがとうございます。

>swjさん、三紗さん、
 どういうサイトにするかはそれぞれのオーナーさんの考え方しだいですし、私がことさらに妙な主張をするのもおかしな話で、アフィリエイトを実施されている方々にはご気分を害されたことと思います。こちらこそ、たいへん失礼いたしました。
 
 入手が難しいモノを紹介する時は、確かに気を使いますよね。私の場合は分かる範囲でスペック・品番等を明記した上で、リンクを貼る場合はなるべくメーカー/版元に近いサイトを選ぶようにしているつもりですが、中には自分のところでは通販をやっていないメーカーもあったりします(苦笑)。
 
 一般論としては、顧客サービスの良い会社が伸びていき、悪いところは見放されていくのはあたりまえの話なので、そこをとやかく言うつもりはないですが、たとえば青山ブックセンターがなくなった、などというニュースを聞くと、やはり胸が締め付けられる思いもします。うちの近所の、オバちゃんが細々とやってる(雑誌と参考書とわずかなコミックスしか置いてないような)小さな本屋さんだって、できれば店をたたむことなく、その場所にずっと居て欲しいなとも思います。
 
 規模のでかいのも小さいのも含めて、「好きなモノ」と出会う窓口は、なるべく幅広く雑多な方が面白い。時には不便であることもまた、文化の大事な一要素なのかも、などと思ったりしています。私自身、洋書や輸入盤の入手に長年苦労していたこともあり、ネット通販の充実は非常に喜ばしいんですが、かといってインターネットさえ使えば簡単に手に入れられると思ってしまうのはちょっとどうかという気持ちもあります。幸いにも、海外モノは比較的息の長い商品が多いので、何年も探し続けた本やCDを思わぬ店で思わぬ時に見つけたときの嬉しさには、格別なものがありますし…。

posted: (2004/07/17 22:08:25)

こんにちは。

もう少しだけ補足させてください。日本でも都会に住んでいらっしゃる方は、実際に本を手にとってごらんになることができます。でも、私は日本でも田舎に住んでいましたから、タイトルで本を選ぶしかなかったのです。実際に注文して本が届いてがっかりという体験だらけです。古本屋もないに等しいほどの品ぞろえなのです。

アマゾンがよいか悪いかは別にして、個別商品の説明にはいろいろな内容の説明がふくまれています。それに納得すれば、どこで注文するかは、もちろんその方の自由です。

さらに翻訳本の場合、私のページでたびたび話題になりましたが、翻訳者または出版社の意向によって、タイトルも原作者の名前の表記も異なります。こうなると、発売されているのに探せないことがよくあるのです。いい本を読んだら本当は人には知らせずひとりじめにしたいのですが、今はわりきって、お知らせするようにしています。

posted: (2004/07/18 23:00:52)

 こんにちは。

 アフィリエイトをやってらっしゃる方を責めるつもりも、やめましょうよと呼びかけるつもりもありませんので、その点はどうぞご理解ください。いや、オマエの書き方はそりゃ責めているんだぞ、と言われれば返す言葉がないんですが(恥汗)。
 ただ、メリット・デメリット双方をよく考えることもなく、単にみんなやっているから、というだけで安易にアフィリエイトを導入する風潮が、今後さらに加速するかもしれない、というかすかな懸念は抱いています。時代の流れだ、と言われてしまえばそれまでなんですけれども。
 
>いい本を読んだら本当は人には知らせずひとりじめにしたいのですが、
 これ、すごぉくよく分かります(笑)。

posted: (2004/07/19 14:03:38)

こんにちは。
私もAmazonのアフェリエイトプログラムに参加していますが、それは著作権を侵害しないための方便のようなものであって、利潤を求めているわけではありません。
装丁などが分かればイメージが伝わりやすいと思いますが、下手なことをしたら著作権を侵してしまうと思うので……。

>本やCDやDVDくらいどこで買うかは自分で選びたい
とのことですが、そのような意図はまったく持っていないとだけ分かっていただけたらと思い、コメントさせていただきます。

posted: たけぞう (2004/07/30 15:02:59)

 こんにちは、コメントありがとうございます。

>下手なことをしたら著作権を侵してしまうと思うので……。

 というより、たけぞうさんの場合、単にコンテンツ作成の際の利便性・簡易性を採られているだけではないかと思うのですが。要するにギヴ・アンド・テイクですね。
 たとえばある書籍を自サイトで紹介したい時に、なぜ著者とも版元とも無関係な販売業者に「著作権」なるものを発生させてしまうのか。考えるべきはむしろその点ではないかと思います。本来は「ない」ものだから「ない」ままでいいじゃん、と私などは単純思考してしまうんですが。

posted: (2004/07/31 14:04:31)

 

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