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伝説のひと
伝説的指揮者、カルロス・クライバー氏が死去(読売新聞)
【ウィーン=島崎雅夫】19日のスロベニア通信によると、伝説的なオーストリアの指揮者カルロス・クライバー氏が13日、死去した。17日にスロベニア東部の町コンシチャで葬儀が行われた。74歳だった。スロベニアは夫人の出身地で、同氏は昨年12月に死去した夫人の横に埋葬された。数か月前から闘病生活を送っていた。
(中略)
日本には計5回訪れたが、特に最後の94年のウィーン国立歌劇場との公演は、R・シュトラウスのオペラ「ばらの騎士」で名演を残した。
まだ生きてたんでスカー(←ちょっとのだめ風に言ってみました)っていうのはひょっとしてものすごく失礼なんでしょうか。いやあの、“生きた伝説”と化した方なんで、ある時点から生死を超越してたような気がするもので。実際、90年代後半以降はほとんど引退状態ではなかったかと。
レパートリーはそんなに多くなかった、というよりすすんで減らしていってたような印象があります。そのぶん、ひとつひとつの深度をより深めていったんでしょうけれど。クライバーといえばダイナミックで感情表現豊かな指揮ぶりってイメージだと思うんですが、自由奔放というよりも、どちらかといえば修行僧のようなストイックさがそのベースにあったんでしょうね。完璧主義者っていうのか、そういえば「公演キャンセル魔」でもありました。
それにしても74歳とはまだ若い。 合掌。
2004 07 20 [face the music] | permalink
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