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"The Cartoon"〜The New Yorker 誌の80年(4)

 
 ところで The New Yorker の漫画集といえば、これまでのエントリで紹介したようなクロニクル以外にも、ひとつのテーマに絞ったアンソロジーが多数出ている。
 

TheNYerAlbum06

●The New Yorker Book of Cat Cartoons
 Alfred A. Knopf, 1990
 ISBN0-394-58795-2
 Jacket illustration by Michael Witte
 Jacket Design by Elizabeth Koda-Callan



 
 ご覧の通り、ネコをテーマにした漫画を集めた一冊。ギフトにも使えそうな小型のかわいい本で、同じシリーズで確か犬モノもあったような気がする。
 収録作家数は45名。前回挙げた「常連作家」からさらに絞り込むと Charles Addams, Geroge Price, William Steig, Saul Steinberg が残り、おお、この4人こそはどの本を開いても必ず作品が載っているという、正真正銘・完全無欠の"THE NEW YORKER"だぞ。ぱちぱちぱち。
 ちなみに、他にもいろいろ出しているはずだとアマゾンを探してみたら、マザー・グースネタを集めた一冊も出ていたそうな。お、これはちょっと見てみたい気も(他にも医者ネタ恋愛ネタ裁判ネタ、などなど。お、やはり犬ネタもあった)。
 
 
 前にも書いたと思うが、The New Yorker 誌に載っている漫画の全てが、我々にもすぐにピンと来てわははと笑えるものかというと、それはありえないと思う。表紙絵コレクションなどは純粋にイラストレーションを楽しめばよいから比較的とっつきやすいのだが。上のネコ漫画集にしても、日本人の感覚を基準に考えると全く面白くない。たとえ同じアメリカ産と言っても、カートゥーンとコミックスではまた断絶があって、両者は今や全く別のジャンルである、と捉えた方がいいかもしれない(さらにいえば、日本のMANGAもまた、異なるジャンルだろう)。現代アメリカ人にとってカートゥーンがどのくらいのポジションにあるのか私は知らないが、しかし、少なくともこの雑誌からカートゥーンがなくなることは、ちょっと想像しにくい。
 
 
 さて、2004年秋に、いよいよ80年間の集大成とでも言うべき一冊が出版された。
(この項、あともう一回続きます
 
 

2005 01 09 [design conscious] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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comments

ネコのカートゥーンだからキャットゥーン。独英読みでならカットゥーンだ!(笑)
ジャンル別てのがいいですねー。子供の頃「孤島モノ」の特集を何かで見て
訳が分からないながら感動した覚えがあります。笑いとかメッセージじゃなくて
何か上手く言えないものでビビッと来たのね。(;^_^)ゞ 大人になって知った
スタインバーグは確か芸術関係の本が最初だったんで,現代美術にも面白い奴が
いるやんて思った。でもネコはクリーバンのが一番好き。
「続き」<明日?(笑)…も期待してまーす。

posted: (2005/01/09 23:37:33)

 コメントありがとうございます。便宜上[No author]とさせていただきましたが、匿名もしくは無記名コメントはできればご遠慮いただきたく存じます。
今後、無記名投稿はエラーになる設定に変更しなおしました。これにより、メールアドレスの記入も必須になってしまいますが、宜しくお願いします。サイトをお持ちの方は、URL欄に記入いただくとメールアドレスは表示されません。

>スタインバーグは確か芸術関係
 ああ、やはりそうなんですよねえ。この人も、いずれゆっくりとりあげてみたい作家の一人です。

posted: とんがりやま (2005/01/10 13:03:40)

あわわわ。しっかり入れたつもりが~。申し訳ない。ぺこぺこ。
クッキーへの慣れって怖い。(-_-;)

posted: わたなべG (2005/01/12 4:32:13)

>わたなべGさん
 いえいえこちらこそ。アラート出さなかったこちらも良くないですし。ということで方式変更しました。お手数ですが、ご協力よろしくです。

posted: とんがりやま (2005/01/12 13:51:53)

 

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