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Värttinä聴きまくりっ!(4)
●Joko Joulun aikaa saa
MIPUCD 205/1993年
Mipu Music
92年の『Seleniko』がヨーロッパのチャートで1位になり、WOMAD をはじめ大きなフェスティバルに次々と出演。ヴァルティナの名前は、いよいよワールドワイドに広がっていく。そんな多忙な中、カーシネン姉妹がつくったクリスマス・アルバム。92年のシルマッカといい翌年のこのアルバムといい、ヴァルティナ以外にも精力的に活動をしているのが興味深い。カーシネン姉妹にとってはバランスを取るためのもう一方の重しのようなものなのだろうか。
全11曲の、シンプルで愛らしい一枚。サリ・カーシネンの自作も少し含まれているけれど、ここでのカーシネン姉妹は純粋に「ヴォーカリスト」を楽しんでいるようだ。ヴァルティナの「核」であるふたりだし、なんといっても姉妹だけに、ハーモニーの美しさはちょっと言葉がみつからないほどだ。サリ・カーシネンのカンテレ独奏による[11]「きよしこの夜」に、涙。

●aitara
KICP-475/1995年(オリジナルは1994年)
キングレコード
いよいよ、と思わず言いたくなってしまう。いよいよ『aitara』だ。
そういえば、確かヴァルティナの一番最初の日本盤がこのアルバムだったはずだ。本邦初お目見えということもあってか、当時「スタジオ・ヴォイス」誌の編集長だった松山晋也さんが非常に詳しいライナーを書いておられる。
このアルバム制作時の正式メンバーは9名。4人の強力な女性ヴォーカルと、これまた強烈なビートを叩き出すバンドが5人という布陣だ。
この頃になるとほぼ全曲オリジナルといってもいいのだが、とはいえ自分たちのルーツ音楽が確固たるベースになっているのもまた事実だろう。訳詞を読むと、ユーモラスかつちょっとエロティックな内容が大半で、こういうところに大らかなスカンジナヴィアの感性を見ることも可能なんだろうな。
個人的にはヴァルティナの最高傑作だと思うし、私の持っているワールド・ミュージック系ディスク全ての中でも、特にフェイバリットな一枚でもあります。CDをトレイに載っけてプレイボタンを押す瞬間から、最後の曲が終わってCDプレーヤーが停止する瞬間まで、全部好き(笑)。全12曲。

●Hector Zazou / Chansons Des Mers Froides
COL 477585-2(1994年)
Sony Music Entertainment(France)
ゲスト出演作を、ひとつ。フランスのエクトル・ザズーのアルバム(英題 Songs from the cold seas)に、カーシネン姉妹をはじめヴァルティナの女性ヴォーカル陣4人が参加している。[01]「Annuka Suaren Neito」がそれで、メロディは『Oi Dai』の[06]「Ukko Kumi」だ。つまりカレリアのトラッド曲に、サリ・カーシネンが新たに詞をつけているというわけ。おそらくこのアルバムのための書き下ろしだろう。
ちなみにこのアルバム、ビョークやスザンヌ・ヴェガ、日本からは加藤登紀子も参加している。
実はヴァルティナは細かくメンバーチェンジをくり返しているバンドなのだが、第二期ヴァルティナとなって以降、いや、もしかしたら結成以来最大のメンバーチェンジが、このあと行われることになる。(以下、続きます…って全然終わらんなぁ、こりゃ ^O^;;)
2005 01 15 [face the music] | permalink
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