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20の瞳…み、見やすいのか?
…情報集約型というのか、一点豪華主義というのか(違
現場はそれほど大きな交差点でもないです。私がここを歩いていた時は、それほどの交通量もありませんでした。なので、信号機があること自体特に意識もしないで、そのまま通り過ぎようとしたんですね。
と、そのとき、歩行者用の信号音(ぴよぴよと鳴くアレ)が聞こえてきまして。あれ、そういえば横断歩道の両端には歩行者用の信号機って見あたらないよな、じゃあいったいどこから鳴ってるんだ? とぐるり見渡してみたら、なんと交差点のど真ん中の上空に、この信号機がででんと鎮座ましましていたんであります。
いや、こういうタイプの信号機は生まれて初めて見ました。車両用の3灯信号機×4面=12、歩行者用が2灯×4面=8で、あわせて20灯の信号が一カ所に集約されているということになります。
ま、このぉ、考え方としてはなかなか合理的なのかも。設置場所がそれほど大きな交差点ではないからこそ、こういう一極集中タイプの信号機で用が足りるんでしょう。確かにメンテナンスとかはラクそうですもんね。でもどうなんでしょコレ。運転者はともかく、歩行者、それも初めてここを通るような人だと、まずこの信号機には気づかないんじゃないだろうか。普通だと横断歩道の渡る先、つまり目的方向を見ていれば信号が眼に飛び込んでくるので、右左折する車両に注意しつつまっすぐ歩けば横断できますが、この交差点の場合、斜め上に眼をやりつつ歩かなくちゃならないという。ちょっとコツが要る、つか、この歩行者用信号はそもそも構造的にヒジョーに見えにくいんじゃないかと。ひっそりと奥ゆかしい性格ていうか。信号機がかくれんぼしていてどーすると言うか。
こういうタイプ、専門的には「集約灯器」と呼ぶそうです。ネットで検索してみたら、信号機愛好家のサイト(○○●)交通信号機がすべてわかるページ:不思議な信号機というコーナーに紹介されていました(リンク先一番下)。名古屋市内にあるこの信号機、結構有名な物件のようです。
2005 05 15 [design conscious] | permalink Tweet
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