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カーテンコール鳴りやまず〜Riverdance大阪楽日

 
 昨夜に続き、再びフェスティバルホールに行ってきました(^_^)。
 
 今日の席は1階で、でもやっぱり左端なんだよなぁ…と、ちょっとブルーになりながらホールに入ったところ、ワタシの勘違いで、実はかなり正面に近い席だったことが判明。しかも前から4列目!うぎゃあ〜(感涙)。
 座ってみると、ちょうど目の高さがステージの床と同じ、ということは、これ以上前だったらちょっと見上げる状態になるのかな。ともかくも、ほぼ完璧に近いベストバランスの席でした。うう、嬉しいよぉ…。
 
 しかし、昨夜の2階左端とこの席が同じ値段っていうのがどーにもやるせない。昨日の席は安くするべきでしょう。アンケートにもその旨しっかり書いておきましたが、はてさて主催者に通じるやら。
 
 メインキャストは昨夜と同じだったと思います。以下、演目ごとにつらつらと。

 
Reel Around the Sun
 ああ、今日はイントロのロウ・ホイッスルもきちんと見える(涙)。
 前回のエントリに書いたように、パフォーマンススペースと観客席との間に2〜3メートルのブランクスペースがあるんですが、今日の席からだとさほど気にはなりません。もうちょっと前に来て欲しいなあ、と思う程度。これが上から観ると、けっこうな距離感なんですね。まあ、いろんな角度から観ることができてよかった…と思っておくことにしよう(苦笑)。
 プリンシパルは Michael Patrick Gallagher さんと Dearbhla Lennon さん。この二人、ホントに王子さまとお姫さまですな。美形だし、スタイルいいし、もちろんダンスは切れがよくって素早いし。かなり満足度の高いキャストです。
 
The Heart's Cry
 この回は、Takaさんがシンガーとしても登場です。〈The Reel Around the Sun〉ではTakaさんは前半のパートだけ登場してるんですが、その数分の間に、歌うための息を整えてるんですね。すごい。
 
The Coutess Catheleen
 ステージ縮小化のため、舞台後方の階段も従来に比べて段数が減っています。そのため、振付に少々無理が生じている筈なんですが(後半のハードシューズで、V字隊列で階段を下りてくるところ)特に注意して観ていない限り不自然さは感じられなかったと思います。つーかこのシーン、やっぱり Dearbhla Lennon さんに視線が集中しますもんね。
 
Caoineadh Chu' Chulainn(Lament)
 イリアン・パイプスは Mathew Bashford さん。公演プログラムの解説によると Ragus にも参加していた由。彼の演奏は、細かいビブラートの付け方がワタシ好みです。いやしかし、しみじみ名曲ですねえ。
 
Thunderstorm
 昨夜とメンバーが替わってます。うーん、ここは昨夜の方が迫力があった気が。Michael さんのタップには惚れ惚れしますな。
 
Shivna
 モスクワ・フォーク・バレエ・カンパニーによるモダン・バレエですが、以前にくらべてやや動的な印象。前はもっと「まるで氷のように」冷たいイメージだったんですが、ずいぶん官能的になったように感じました。ああ、バレエっていいな、こんどまたいいバレエを観に行きたいな、と、この演目を観るたびいつも思います。
 
Firedance
 オリジナルキャストであり、振付を担当したマリア・パヘスは別格中の別格として、今回の Rocio Montoya さんはワタクシかなり気に入りました。シルエットを強調したライティングのマリア姐さんと違って、最初の登場から姿を見せる演出なんですが、それも彼女に似合っていましたね。うまい言葉が見つかりませんが、今まで観た中でいちばんフラメンコらしいダンサーではないかと思います。
 
Slip Into Spring 〜 The Harvest
 フィドルの Niamh Ni Charra さんがコンサーティナも担当するんですが、うーん、正直言って、蛇腹要員をもうひとりバンドに入れて欲しかった。フィドルになるといきいきするだけに、ちょっとかわいそうな気も。そのフィドルも、どちらかというとパッシヴなプレイスタイルではないので、こういう舞台はキツそうな印象を受けました。この人のフィドルは、ぜひ小さなパブやライブハウスで聴いてみたいものです。
 
Riverdance
 いやあ、もう前半終了ですよ。早いなあ。ダンサーのみなさん、全員いい笑顔です。観ているこちらもすごくハッピー。
 
 〜休憩〜
 
American Wake
 ステージが若干狭いので(といってもオーチャードホールよりも幅はある)ほぼ全員登場(のはず)のこのシーンはいささか窮屈そう。
 
Lift the Wings
 『リバーダンス』の中では唯一ミュージカルっぽいシーンですが、せつない演技がいい感じ。
 
Heel Their Hearts
 バリトンのひと、プログラムに載ってるキャストと違うんですが、あるいは顔写真が間違ってるのかしら。いい声だし良く通るんですが、欲を言えばおなかの底にずっしり響く重低音が欲しかったところ。いえ、ぜーたく言ってるのは重々承知してるんですけど(^_^;)。
 
Trading Taps
 人気演目。今回もやはり人気をかっさらっておりました。今日のステージでは、Corey Huchins さんが少しお疲れ気味だったかも?
 
Macedonian Morning
 前回までカヴァル(ブルガリアの縦笛)で演奏されていたんですが、今回はホイッスル…だったと思う。楽器が変わると、当然ながら音楽の表情も変わりますね。
 
The Russian Dervish
 待ってましたッ! と大向こうからかけ声がかかりそうなくらい、今回の目玉のひとつ。いやあ、モスクワ・フォーク・バレエ・カンパニー、めちゃくちゃ上手い。上手いだけでなく、エンターテナーぶりもお見事です。あれだけくるくる回されて、よく目が回らないものです(^_^;)。
 
Oscail an Doras
 バウロンとリルティングの伴奏によるステップダンスの競演ですが、以前の〈RíRá〉ほどではないにしろ、やっぱりどこか中途半端なんですよねえ。ショウの流れ的に、意外にここにぴったりと収まるナンバーって難しいのかも。
 それにしても、よくよく考えてみれば、〈The Coutess Catheleen〉にしろ〈Shivna〉にしろ、あるいは〈Firedance〉の後半部分やこの〈Oscail an Doras〉にしろ、いずれも男性陣が女性(あるいは女性的なる存在)に翻弄されてるダンスばかりのような(笑)。意識的なのかそれとも無意識なのか、このあたりのストーリィも、アイリッシュネスのひとつの発露なんでしょうかしらん。ジェンダー論的にもけっこう興味深い部分ではありますな。
 
Andalucia
 大好きだった〈Heartbeat of the World〉はなく、代わりに〈Andalucia〉をたっぷりと魅せます。〈Firedance〉と同様、今まで以上にフラメンコっぽさが全面に打ち出されているように思いました。
 
Home And Heartland
 プログラムではこうなってますが、歌はどーした、歌は。フィドルソロ〜バウロンとフィドルの掛け合い〜ダンスチューンのあと、すぐにフィナーレへ突入します。
 
Finalé
 第二部は冒頭から観客の方もずいぶん盛り上がっていたんですが、そのヴォルテージはここにきて一気にヒートアップ。舞台と客席が一体となって一大祝祭空間を創りあげておりました。いやあ、至福とはまさにこのこと。もう涙、涙です。
 
 全員再登場のフィナーレのあと、幕が下りて場内が明るくなると、普段なら観客もぞろぞろと帰り出すんですが、今日は誰ひとり帰ろうとしなかった。みんな立ち上がったまま、ずっと手拍子を続けていました。
 手拍子はおよそ5分くらい続いたのかな。カーテンコールに応えて、もう一度ダンサーが出てきてくれることをみんなが望んでいたんだけれども、その願いはついにかなわず。2度目の場内アナウンスが流れて、ジ・エンド。
 でも、あの大きな大きな手拍子は、きっとカーテンの向こう側にも届いていたことと思います。
 
 
 リバーダンス日本公演は、この大阪の後、仙台〜福岡〜名古屋〜広島と、日本列島を北へ行ったり南へ行ったりします。ツアーはまだまだ始まったばかり。Takaさんはじめツアーのみなさん、どうぞケガなく元気なステージを、最後までお願いします。
 
【追記】
大阪公演での、林孝之さんご出演分のリストが掲載されています。
Takaのアイリッシュダンス夢ブログ:大阪公演出演演目

2005 10 31 [dance around] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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comments

大阪公演最終日の盛り上がり凄いですね!
前回までと比べて各シーンの残念なところや、今回の良かったところなど、まさに!とうなずきながら読んでしまいました(^^) これからもブログ楽しみにしてます!
それにしても、最終公演そんなに拍手が鳴り止まなかったのなら、幕が降りてもちょっと出てきてくれたらよかったのにと思いますが、会場側の制約などで仕方なかったのでしょうか。残念でしたね。。
ああ、しかし、その現場に居合わせたかったですー(>_<)

posted: にーぐ (2005/10/31 1:07:28)

 やはり会場の設営より、人間の行為なんでしょうね。自分のブログでは書き忘れましたが、今回のパイパーは良かったです。初代スピラーンのタメとは違った粘りがありました。あの人のパイプはもっと聞いていたかったです。プリンシパルのダンスでは男性に圧倒的にスポットが当たりますが、集団では確かに女性が優位ですね。その辺は面白い。

posted: おおしま (2005/10/31 5:18:11)

 コメントありがとうございます。

>にーぐさん
 次の公演は仙台なんで、撤収作業のスケジュールなんかもギリギリだったのかもしれませんね。残念ではありますが、不思議と不満は残りませんでした。
 日本ツアーの最終公演地は広島ですが、その千秋楽にはどういうことになっているだろうと、今から楽しみです(笑)。

>おおしまさん
 あ、おおしまさんも良いと思われましたか<パイパー。ほんと、彼の演奏はもう少し聴いてみたかったですね。今回は参加人数こそ少なかったですが、どのミュージシャンも「もういちどライブで聴いてみたい」と思わせる人たちばかりでした。サキソフォンの Carolyn Goodwin さんもいい音出してましたし。
 

posted: とんがりやま (2005/10/31 23:00:11)

 

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