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ようやく行ってきましたRiverdance大阪公演

【Riverdance the 10th Anniversary】
日本公演パンフレット(Souvenir Programme)
Design:Zeus Creative, Dublin, Ireland
…東京は2週間もあっていいなあ。こっちはわずか6日間だから、平日に舞台など見に行けない身にはけっこうツライものがありますな。
…などとぶつくさ言っても始まらない。ようやく待望のリバーダンス大阪公演を観ることができました。やでうでしや。
そうそう、AirさんとこやTakaさんとこで取り上げられていたお花ですが、この日も無事に残ってました(笑)。いえね、花屋のおっちゃんが「そうやねえ、こういうのはもって4日くらいかなあ」などとのたまわってたので、私が行くときにはすでに撤去されてるかもしれない、などと思っていたのですよ。で、ちゃんとあったので、嬉しくなって私も記念撮影(笑)。

4度目の来日公演となるリバーダンスですが、私は毎回観に行ってます(そうそう、2度目の来日公演後、メールマガジン「クラン・コラ」誌創刊号に書いた文章を、同誌のブログで再録していただいてます)。さすがに海外公演までは追っかけてないんですけど、これまでRiverdanceにつぎ込んだ金額を合計すると、ラクにアイルランドまで行けるんじゃないかという程度には観ております(笑)。で、いちばん最初に観たのがここ大阪・フェスティバルホールでした。忘れもしない、1999年3月のことです。
その時はまだ当日券でも入れたんですが、さすがに知名度があがったんでしょう、今日はチケット完売、当日券はありませんとの札がかかってました。
さて、あの日の興奮よもう一度…と勇んで前売りを買ったんですが、手に入った席は2階のいちばん左端。あちゃあ。このホールは前後は短いので後の方でも比較的臨場感をそこなわずに観ることができるんですが、その分左右に広いので、はじっこだとちょっとツライものがあるかもなあ…。
で、いざステージが始まってびっくり。
まずは下の図をご覧ください。フェスティバルホールのサイトから拾ってきた座席表なんですが、これによると、上方の赤い部分が舞台となってますね。

ところがぎっちょん。今回、この部分は完全にデッド・スペースとなっていたのであります。
つまり、本当の舞台はこの図のさらに上部なわけ。上図の赤い部分は、バレエやオペラ公演などでオーケストラ・ピットとして利用するスペースで、今回の公演では板でおおいかぶせただけで、ステージとして使用されることは最後までありませんでした。
要するにですね、たとえ最前列の席でもかぶりつきにはほど遠いんですよ。踊り子さんには手を触れないでください状態。で、もっと問題なのは、ステージは左右と上部をカーテンで仕切っているので、場所によってはステージがよく見えない(涙)。実際、私の座った2階左端からでは、舞台下手側の約三分の一ほどは全くの死角になってしまってました。ミュージシャンは下手側に座ってるので、バンドの中で唯一ソロパートのないキーボード・プレーヤーなんかは、その姿を一度も観ることなく終わってしまったわけ。わぁぁあん(涙)。
ちなみに99年公演では、総勢13人のミュージシャンは客席の一部を潰して陣取っていたからどこからでも見えたし、ステージも上の赤い部分までフルに活用されていました。当然、迫力や臨場感がまったく違います。
休憩時間中に客席のあちこちから眺めてみましたが、おそらくは左半分の席の人のほとんどは、ソロパートで音楽家がフロントに出てくるシーン以外はバンドの様子がわからなかったのではないかと。うーん。
まあ、初来日時に比べるとミュージシャンの数は半数以下(5名)で、この事実からもわかるように、もはやリバーダンスはかつてのような音楽とダンスが対等の立場で一体化していたショウではなくなった…ことは判っていたんですけどね。しかしやはりバンドの姿がこうまでまったく見られないのはショックでした。
デッド・スペースのおかげで、舞台上のパフォーマーもちょっとやりにくそうな感じがして、あ、隔靴掻痒っていうのはこういうことなんじゃないかと思いましたねえ。
プリンシパルはもとより、フラメンコやモスクワ・フォーク・バレエ・カンパニー、そしてアメリカン・タップの各ダンサーたちのパフォーマンスがどれも格別に素晴らしいものだっただけに、よけいになんだか欲求不満がつのってしまいました。
ま、ごく個人的なことを言えば、東京公演のステージでミュージシャンもじっくり観ることができていたので、どうでもいいっちゃあいいんですけどね。
最後に、おまけ。東京会場では見かけなかった、オリジナル紙袋です。あたしゃこのフクロ欲しさに、買う気のなかった公演グッズを思わず買ってしまいましたよ、ええ(笑)。

2005 10 30 [dance around] | permalink
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