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素晴らしい効力

 
 当ブログを時々覗いてくれているにーぐさんから、「広島に遊びに行ってきたよ〜」と言うことで、ステキなおみやげを頂戴した。
 
 

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 …おてふきである。駅弁についている、薬品を紙に浸したアレである。
 
 おてふきが広島の名物だとか特産品だとかいう話は寡聞にしてまったく知らなかったのだが、というかたぶんそんな話は古今東西未来永劫ないと思うのだが、とにかくおみやげはおみやげである。ありがたく頂戴することにした。
 
 ちなみに本体の弁当の方はいただいてない。この季節だとカキとかうめーだろーなぁ、本場はやっぱおいしかったでしょー? カキフライにビールもいいっすよねー、とか色々聞いてみようかとも思ったのだが、慎み深いオトナとしてはあまりそういうことをあからさまに尋ねてはいくない気がしたので、とりあえず黙っておてふきだけをいただいた。
 
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 いや、「毎度ありがとうございます」と言われても。
 
 ふと、ウラを見る。実はウラにカキがへばりついてないかとか、実はこっそりもみじまんじゅうが隠れてないかとか、そおゆうことを考えていたワケではない。たぶんない。ええ、ありませんとも。
 
 
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 おお。バイリンガルだー。
 「おてふき」って英語で「Finger Wiper」って言うんだー。
 ひとつ賢くなった気がするぞー。
 
 しかし日本語だと「手」なのに、英語では「指」なのね。まぁ、ガイジンさんって手が大きいからねぇ。きっと手ぜんたいまで拭ききれないのかもしれない。違うか。
 
 
 …と、さらによく見ると、そこにはこんな文章が書かれていた。
 

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 見よ、この堂々たる宣言。この満々たる自信。
 
 不潔ゼッタイ許すまじという、おてふき業界の決意のほどがしのばれるではないか。
 あらゆる雑菌を寄せ付けないぞという、自社製品の信念のほどが伺えるではないか。
 何が何でも清潔にするんだという強い意志と、その効力が得られるという衛生学や科学への信頼のほどがあらわれているではないか。

   わたくしは深い感動を覚えずにはいられなかったのである。これでこそ安心してうまい(推定)駅弁を楽しめるってものである。
 
 
 ところでこのおてふき、ご覧の通り、使われた形跡がない。未使用である。つまり、せっかくのその素晴らしい効力も活用されることなく、この人はうまい(想像)駅弁を食べ終えてしまったのである。
 
 なんたることかッ。(ドン)←机を叩く音
 なんたる不届き者かッ。(ドンドン)
 おてふき業界の決意とおてふき製造会社の信念と清潔への意志と衛生学への信頼をすべて無にする、これはまぎれもない蛮行であるッ。科学に対する冒涜であるッ。(ドンドンドン)
 
 わたくしは声を大にして言いたいッ。(ドン)
 
  
 
 …駅弁、美味しかったですかぁ?(じゅる)
 

2006 01 08 [funny face] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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comments

お弁当は…おいしかったと思いますが、「Finger Wiper」の衝撃で味など忘れてしまいましたよ(^^;
こんなところで紹介していただけて、差し上げた甲斐があったというもの。ありがとうございますー!
次はお礼にお弁当本体をお持ちしたいと思いますー(汗)
しかし、ここまではっきりと主張のあるおてふきは初めてですね。
次回また出会えたら、効力を確かめたいと思います。(雑菌が消えたという証明はしようがありませんが…)

posted: にーぐ (2006/01/11 1:18:30)

 どもですー。ネタ提供、感謝です。
>しかし、ここまではっきりと主張のあるおてふきは初めてですね。
 これまでン十年間も人間やってて、駅弁を食べる機会もそれなりにありましたが、ペーパーおてふきがどんなだか、そういえば全く記憶に無いですね。ていうか、ふつう気に留めないですって(^_^;)

 鉄道マニア・駅弁ファンは数多いでしょうが、おてふきコレクターはいるのかな。たぶん日本に十人くらいはおられるんでしょうね。一緒に包装紙とか割箸袋とかペーパーナプキンとかも揃えてそうな気が(^_^;)

posted: とんがりやま (2006/01/12 11:03:02)

 

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