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ギネス雑記

 

Guiness

 
●GUINNESS アイルランドが産んだ黒いビール
 こゆるぎ次郎著/Shotor Library サライの本/小学館/2005年10月初版
 ISBN4-09-343157-4
 装丁・デザイン:大谷美智代
 
 個人的には、ここ1、2年はスコッチのシングルモルト・ウィスキーにハマりつつあるんですが、ギネスビールはもとより大好きであります。ちかごろはホント、どこでも飲めるようになりましたね。
 
 本ブログをずっとお読みになっている方ならおわかりかと思いますが、わたくしアイリッシュ・ミュージックやアイリッシュ・ダンスが好きなこともあって、まわりにはアイルランド好きが非常に多いんであります。毎年必ず渡愛している方も何人も知ってるし、とにかくアイルランド関係ならばどんな本でも買ってしまう、という人もごろごろいます。私自身はアイルランド旅行はこれまでにただ一度だけだし、アイルランド本っつーてもろくに目を通していない(最近出た朝日ビジュアルシリーズの週刊「街道をゆく・愛蘭土紀行1〜3」もまだ見てないや)という、はなはだ中途半端な「アイルランド好き」にとどまっておりますが。
 
 で、そういう熱心なアイルランドファンは、昨秋に出版された上の本をどう評価しているかといいますと——ほとんど黙殺、であります(笑)。
 「別に目新しいこと載ってないし、それにしては高い」うわあ。「この本一冊でギネス2杯飲めるしぃ」そ、それ、ただの酒飲みなんでは(爆)。
 
 もちろん、世の中そんなコアなマニアばかりじゃないので、一般向けの本としては、まぁこんなもんだろうなぁ、というのが私の感想。とはいえ、それでもやっぱり少々物足りないとは思いますがね。全般的にあたりさわりないよねえ、と。
 
 ギネス社の宣伝パンフレットかよ、と突っ込みたくなるくらい「いいこと」しか書かれてないのがひとつ、そのワリには資料としてはさほど役に立ちそうにもない(社史年表くらい入れてくれ〜)のがひとつ。ギネスビール以外の、世界のさまざまなビールに関する豆知識(分類とか製造法とか)も仕入れられるけど、ビールを詳しく知りたいならもっといい本があるでしょ、という感じ。アイルランドに関する知識だって、他にもっと(以下同文)。
 ギネスといえばユニークなパブリシティが有名で、アンティークなポスターや販促グッズにはコレクターも多いし、広告史的にも興味深いので、個人的にはそのあたりを詳しく取り上げて欲しかったなぁ。
 
 
 販促グッズといえば、「ギネス1パイントでくじ1回」みたいなキャンペーンを、年に2度くらいかな、日本でもやってますね。ワタクシくじ運が非常に悪いので、これまでロクに当たったためしがないですが、それでもアイリッシュ・パブに何年も通い詰めているとそこそこ貯まるもので。この機会に、部屋に転がっていたモノをちょっと並べてみました。
 
GuinnessGoods

 自腹で買ったものも少し含まれてますが、ざっと品名を挙げるとTシャツ・ナップザック、ポストイットメモ、キーホルダー、携帯ストラップ、ブックマーク、タオル、コースター、グラス、などなど。
 うーん。残念ながらほとんど使ってないなあ。使用しているのはTシャツくらいかな。
 こういう販促グッズにお金をかけるくらいなら、その分1パイントの値段をもう少し下げてよぉ…って、かくいう私もやっぱりただの酒飲み、ですな(笑)。
 
 
 酔っぱらいのたわごとみたいなとりとめのないエントリになってしまったので、おまけとしてギネス関連リンク集など。

2006 02 06 [booklearning] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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