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真夏のフィギュア

 

Dreamsonice06

●Dreams On Ice 2006
 2006年7月15日〜17日/新横浜プリンスホテルスケートセンター
【公式プログラム】
 発行/Dreams On Ice 2006 実行委員会
 デザイン:記載なし
 
 見に行ったのが7月16日で、それから一週間も間が空いてしまってちょいマヌケというか今さら感が漂うんですが、いちおう感想を書いておきましょうか。もっとも、ずいぶん忘れてしまってますが…。
 
 フィギュアスケートはずっと好きだったんですが、ナマで観るのは実は今回がはじめて。ここ数年は特にそうなんでしょうけど、以前からチケットがなかなかとれないジャンルなんですよねえ。うかうかしているうちにいつも「売り切れ」で、クヤシイ思いをしてました。
 今回初体験というので、勝手がわからないので「まあ安い席でいいや」と2階席を取ったんですが、やはりどうせ見るならいちばん良い席にすればよかったと、あとで後悔。2階からだとたとえばジャンプの高さだとかがよくわからないんですよ。会場はそれほど広くないリンクなので、それなりに臨場感もあって充分楽しむことはできたんですけれども。
 
 スケーターの年間スケジュールとかはよく知らないんですが、ウインタースポーツの華でもあるフィギュア、この季節だとシーズンオフなんじゃないのかなあと思うんですけどどうなんでしょう。直前/直後に競技会があるわけでもないので、出場者も観客もリラックスした雰囲気。選手によってはいま練習中の今季のプログラムをお披露目したり、あるいはエキシビジョンと割り切ってショウアップに徹したりと、それぞれテーマが違っていたのもバラエティがあって面白かったです。
 
 トリノの日本代表選手をはじめ、日本のトップクラスがこぞって出演しているだけあって、客席もおおいに沸いていましたが、私の印象に残ったのはやはり女子選手が多かったですね。安藤美姫さんは五輪のころとは別人のように輝いてましたし、村主章枝さんの観客の眼をしっかり掴んで話さない演技にも惹かれました。恩田美栄さんはとにかく楽しいスケートだし、浅田姉妹もさすが。荒川静香さんの余裕あるスケートはいわずもがな。そんな中で個人的には、リズム感溢れる歯切れのいい踊りっぷりの武田奈也さんが特に強く印象に残りました。他の選手と全く違う個性を持っているというのは、それだけでとても強い武器になりますね。今後応援します!
 バラエティ豊かな女子に比べて、男子はみな同じようなテイストだったのがちょっと残念。織田信成さんがひとり異彩を放っていて好感が持てるんですけど、他はみな、なんつーか、ホスト系というかビジュアル系というかナルちゃん系というか(苦笑)。その方向だったらやはり高橋大輔さんが群を抜いてるわけで、みんながみんな同じことをやってもしょうがない。熱心なファンからは怒られそうですが、すんません、私には違いが全くわかりませんでした。
 その意味では、ゲスト出演のステファン・ランビエールが圧倒的に素晴らしかったですねえ。とにかく回る回る。隙があればしょっちゅう回転しているというおバカなヤツで(←もちろん褒め言葉っす)、“スピン・ジャンキー”と勝手に命名することにします(笑)。いやあ、この人をナマで観られてホントによかった。
 
 
 
Olympicfigureskating

●Olympic Figure Skating Greatest Performances in History Vol.I/II
 Ten Mayflower Productions/2003年/品番記載なし
 
 会場で買ったDVD。他にトリノ五輪だけのDVD(2枚組)、歴代の全米選手権のハイライトを集めたVHS(3本組)もあったんですが、トリノは全部録画してるしVHSも今さらかなあと思って、これだけ買い求めました。
 
 私が冬季五輪のフィギュアをちゃんと録画し始めたのはわりと遅く、1994年のリレハンメルから。もちろんそれ以前からそれなりに熱心に観ていたものの、録画するまでには至っていなかったので、こういう古い映像が観られるディスクは非常にありがたいです(リージョンコードの関係で日本製のプレーヤーでは再生できないようですが、まあ今はリージョンフリーのプレーヤーもたくさん出回ってるし、パソコンもあるしで、あまり重要な問題ではなくなってきてますね)。貴重な映像満載のわりに、チャプター付けもなければ解説書も入ってないという、非常に大雑把なつくりのDVD。これ、日本国内向けにちゃんと編集し直せばかなり売れると思うんですけどねえ。
 古くはソニア・ヘニーから、ソルトレイク大会のアレクセイ・ヤグディンやサラ・ヒューズまで、2巻で合計23組の演技が収録されてます。メダリストがずらり並んでますが、必ずしも金メダリストだけでないのがミソ(なので、伊藤みどりさんも入ってます)。欲を言えばエルヴィス・ストイコやフィリップ・キャンデロロが入ってればさらに嬉しいんですが(^_^;)、まあ贅沢は言いますまい。なによりも、個人的にアイスダンスの最高峰と信じている、トーヴィル=ディーンが収録されているだけでもう涙、涙なのであります。
 収録選手は以下の通り。
Volume I
Brian Boitano
Ekaterina Gordeeva & Sergei Grinkov
Dorothy Hamill
Oksana Baiul
Dick Button
Barbara Ann Scott
John Curry
Katarina Witt
Midori Ito
Ludmila & Oleg Protopopov
Ludmila Pakhomova & Alexander Gorshkov
Jayne Torvill & Christopher Dean
 
Volume II
Kristi Yamaguchi
Barbara Wagner & Bob Paul
Jamie Sale & David Pelletier
Sonja Hennie
Janet Lynn
Peggy Fleming
Alexei Yagudin
Tara Lipinski
Robin Cousins
Carol Heiss
Sarah Hughes

2006 07 22 [dance around] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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