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かるた取りの日々

(12/30:写真差し替えました。前のに飽きたので ^_^;)
メリー・クリスマース、とか言ってる舌の根も乾かないうちに、…つーかそのわずか一週間後にはあけましておめでとう、などと言ってるんだから日本人ってなかなか面白いんであります。
んで、お正月といえばカルタ取り…って最近はどうなのかな。そういえば私もここ十数年くらい、いや二十年くらいかな、まともにやった記憶はないんですが。
先日「買うかも」とかちょこっと書いていたDS Lite用ソフト『DS 時雨殿』を早速手に入れました。いやこれが面白いのなんの。最近すっかりはまっております。
2006年1月に京都・嵐山にオープンした「時雨殿[shigureden.com]」のアトラクションをほぼそのままDSで体験できる、というのがウリみたいなんですが、実はワタクシこのソフトを買うまで、あそこにそんな施設ができていた[famitsu.com]なんて知りませんでした。嵐山なんてもう5年以上行ってないしなぁ。
ソフト自体はよくできていて、もちろん対戦もできるし(役者さんを使った実写映像ですぜ)、百首を覚えるためにあの手この手の練習問題もあるし(簡易ながら坊主めくりまでできるのには笑った)、オマケとして京都ガイドまでついてるという懲りようで、さすが京都の任天堂[geocities.co.jp]なのであります。(京都ガイドにもクイズが付いていて、名所旧跡の場所を答えるというものなんですが、ワタクシ「生まれも育ちも地元民」級〜「穴場はおまかせタクシー運転手級」でございました・笑)。
百人一首は、うちの家族のお正月の定番ゲームでして、といっても子供の頃だからもうかなり昔なんですが、そのころ必死になって覚えたものっていうのはいまだに(おぼろげながらも)頭に残っているものですね。もちろん百首全部は無理ですが(当時でも早々に挫折しました)、1〜2割くらいはちゃんと覚えていたのには我ながら感心。ところが、このゲームソフトにも「覚えよう」モードがあるんですけど、今やると全然覚えられない。もう笑っちゃうくらいなにひとつ覚えられません。まぁ老人力が付いたと喜ぶべきかどうなのか、いやはや。
やっぱ10代前半までの脳みそというのは偉大ですわね。ガキの頃にそれぞれの歌の意味までわかっていたかどうかはともかく(とはいえ、子供心にもそれなりに理解していたようにも思うんですけど)、古典に限らず丸暗記するなら「鉄は熱いうちにうて」というのは真理だと思いますです。
上の写真、床いっぱいに広げた小倉百人一首は、実家で使っていたカルタ。母親に「まだあるかなあ」と訊いたら「もちろん残してるよ〜」というので借りてきました。なんてものもちのいい家だ(笑)。任天堂製ではなく、昭和三十年初版の「田村将軍堂[biglobe.ne.jp]」製のもの(写真は昭和三十七年の第七版)というあたりが微妙にシブいかも。
赤地に白抜き文字の「百人一首」が目立つ雑誌は『サライ[serai.jp]』、2007年1/4号(小学館、ISBN49102333310172)。<大型特集 定家の「謎」を読み解く、遊ぶ『百人一首』で過ごす正月>です。古いカルタの写真がきれい。
『タッチで楽しむ百人一首 DS 時雨殿[nintendo.co.jp]』はNINTENDO DS用ソフト、2006年12月発売、品番:NTR-P-AIXJ-JPN。2ちゃんねるとか見てるとなんか結構燃えてる人も多そう[game11.2ch.net/]な。意外に、といったら失礼でしょうけど、そこそこ売れてるみたいですね。善哉。
つーことで、このお正月はひさしぶりにかるた大会で盛り上がることになりそう。その前に、私はDSでひそかに特訓モードなのだぁ!
…ということで、本ブログもしばらく冬休みに突入します。この一年も、色々とお世話になりました。新しい出会いもあり、またコメント欄ではみなさまから実に多くのことを学ばせていただきました。来年もよろしくお願いします。
どうぞ良い新年をお迎えください。
2006 12 25 [living in tradition] | permalink
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