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海の道・山の道

夏休みを利用して、ソロツーリングに出かけてきました。昨夏は天橋立〜敦賀まで、秋には永平寺にも行きましたが、今年はもう少し足を伸ばしたいなと思い、かねてから訪れてみたかった金沢へ。当初は金沢市内だけを見て回るつもりだったんですが、せっかくだから…と能登半島へ、さらに岐阜の白川郷を通って帰ってくると言う、二泊三日のそれなりに本格的なツーリングになってしまいました。
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それにしても暑かった。太平洋高気圧、がんばりすぎであります。上の写真は波打ち際を走れるドライブウェイとして有名な千里浜ですが、海沿いの道って逃げ場がないんですね。じりじりと太陽に照らされて、猛烈に暑い。
今回選択したルートは、まずは名神高速〜北陸自動車道で一気に金沢まで走り、午後は金沢市内をふらふらと周遊。2日目は朝早めに起きて、千里浜経由で国道249号線を一路輪島まで。朝市を見物し、ついでに海鮮丼なんぞをいただいてから能登有料道路を使って金沢市内へ戻り、午後から兼六園と金沢城を観光。3日目は北陸自動車道の砺波ICで降りて国道156号線、通称飛騨合掌ラインを南下。庄川沿いの山道をゆっくり走りました。相倉と菅沼の、ふたつの合掌造りの村でのんびりし、平瀬の日帰り温泉に浸かったあと東海北陸自動車道を荘川IC〜一宮JCTまで、そして名神に入って京都まで戻るというルートです。総走行距離は932キロでした。

こちらの写真は飛騨合掌ラインにて。海と違って、山間を走る道路は涼しくっていいですね。日差しがキツイのは変わらないんですけど、木陰があると助かるし、とくにトンネルの中などはかなりひんやりしていて、気持ち良かったです。海と山、どちらが好みかと言われると、私はやっぱり山ですかねぇ。潮風も悪くはないんですけど、なにせふだんあまりなじみがないもので。かといってカーブのきつい峠道なんかはいまだに怖いんですけれども。
地図をしっかり確認しまいまま走っていたものだから、輪島から東側の、九十九湾や能登島方面に行くつもりが道がわからなくなったりしましたが(東海岸側も走ってたら総走行距離は1000キロ超えていたのになあ)、まあたいしたトラブルもなく、それほど大きな渋滞にもほとんど遭わずに済んだのはラッキーでした(帰りの名神で少しだけひっかかりましたが)。渋滞といえば、いちばん酷かったのは実は白川郷近辺だったかもしれません。あのあたりを「秘境」と呼ぶのはいまや遠い昔の話ですねえ。合掌造りの里としては相倉や菅沼の方が、白川郷よりも規模はかなり小さいけれども、そのぶんまだ風情が残ってたんじゃないかと思いました。
そんなこんなの、ツーリングのついでに撮ってきた写真をこちらにアップしましたのでご笑覧くださいまし。appleの新製品《iLife '08》に入っているアプリケーション《iPhoto '08》の新機能、〈ウェブギャラリー〉というのを使っております。新製品はすぐ使ってみたくなる、ミーハーなワタクシ(^^;)。
今回のツーリングでは金沢駅前のホテルに2泊しました。バイク旅なので昼間はもちろんアルコール御法度。なので、せめて夜くらいは地酒でも楽しもうかと考えていたんですが、着いた日の夕方に駅ビル構内を散歩していたら、ギネスビールのポスターを見つけてしまったのが運の尽き。「銀座ライオン」の金沢店についふらふらと入ってしまったのでした。しかし、これがなかなか感動もの。聞けばライオンの支店は、石川県内はもとより北陸地方全体でもここにしかないそう。福井・石川・富山の名産をつかったメニューが豊富で、ワタクシ銀座の本店をはじめとして、関西圏内のライオン各店にはたいてい行ってますが、そんななかでも群を抜いた美味しさでした。全国チェーン店なんてどこでも似たようなもの、なんて先入観を気持ちよく裏切ってくれました。嬉しさのあまり2晩連続で通ってしまったほどです。どんだけ〜(笑)。
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ビッグスクーターに乗り換えて1年ちょっと、以前のバイクと比べてずいぶん長距離ツーリングが楽しくなりました。昨年の乗り換え直後に撮った写真と上のものをよく比べたらおわかりかと思うんですが、カウル部分のスクリーンをショートからロングへ変更し、さらにナックルガード(ハンドル部分のカバー)もつけまして、すっかり<ツーリング仕様>であります。これに後部座席にでっかいボックスでも載っければ完璧におっさん仕様かな。昨秋悩んでいたバイク用ETCも今回のツーリング直前に装着、あればあったで、やっぱり便利ではありますね。あと着けたいものがあるとすればカーナビかなあ。もっとも、バイク用カーナビはまだまだ発展途上のようで、あと1〜2年くらいは様子見でしょうけど。
2007 08 15 [wayfaring stranger] | permalink
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