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但馬・和田山・竹田城

 
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 昨春は脚の骨折でずっと入院していたものだから、今年のゴールデンウイークは素直に嬉しくってしょうがない。とはいえ仕事の都合で、直前になるまでどれだけ休めるかわからなかったので、泊まりがけの旅行のような予定はなにも組んでません。かわりに、気の向くままバイクに乗って近場をぶらぶらしておりますが、これはこれで気軽で楽しいもの。
 近場と言っても、バイクツーリングにおける「近場」の相場が実はよくわからんのですが、往復3〜400キロくらいならだいたい余裕で日帰りできるんで、まあその範囲かな。高速道路をフルに使えばもっと遠くへも行けるんでしょうけど、単に距離だけが目的になるのもちょっと。
 
 * * *
 
 写真は但馬の竹田城跡です。寄り道しながら行ったので正確な距離はわかりませんが、うちからおよそ150キロちょいだったかな。京阪神からの日帰りツーリングにはお手頃スポットのひとつでしょう。
 この竹田城、晩秋の早朝には雲海に包まれる幻想的な光景がよく見られることから「天空の城」と呼ばれておりまして、人気の高い場所なんだそうです(→和田山町観光協会のウェブサイト、Googleによる「竹田城 雲海」の画像検索結果)。
 
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 わたしが行ったのはもちろん秋でもなく、また早朝でもなかったので、雲の中に浮かぶ現実離れした光景は全く見られませんでしたが、それでもかなり楽しめました。城址というだけあって現存するのは石垣だけなので、せいぜい15分もいれば飽きちゃうだろうなあ、などと思っていたんですが、なんのなんの。遺構がけっこう広いし、石積みのディテールもそれぞれ面白いので、不思議に飽きません。まだ脚に痛みもあって健常者並みにさっさと歩くことができないので、駐車場からの坂道と遺構内の石段の高さには少々閉口しましたが、実際行ってみると、そんなつらさも忘れるほどの眺めでした。
 
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 いざ写真を撮ろうとして、そういえば高所恐怖症だったんだオレ、と思い出し(笑)、なのでちょっと腰の引けた写真になってますが、実に見晴らしがよかった。竹田城の築城は1441年から13年間かかったと伝えられていますが、よくもまあこんな山のてっぺんに城なんか建てたものだわ。高速道路を走っていて、こんな山の中によくもまあこんな橋を…などと感嘆することがしょっちゅうありますが、人間のもつ情熱とそれを可能にする技術力ってのは、今も昔もほんとすごいものです。
 
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 竹田城最後の城主赤松広秀は関ヶ原の合戦に西軍として参戦、しかしかれはその年の秋に鳥取で自刃。竹田城も廃城となります。城跡が国の史跡に指定されたのはうんと時代が下った1943年(昭和18年)、石垣の復元工事が1971年から80年にかけて行われ、現在に至るのだそうで、復元工事だけでも10年かかっているんですね。復元工事前がどんな様子だったかは知る由もありませんが、2、3カ所ベンチが置かれてある以外はほぼ当時のまま(だろう)状態にしてあるのがすてき。
 ここには目障りな柵やら手すりやら注意書きの看板やら、そういうムダな過保護が一切ないのがいいですね。だいたい、柵があるから安全だ、注意書き看板があるから大丈夫だ、なんてことはありえないんだし。
 これからも、不用意な転落事故が続発したため敷地内全域に防護ネットが設置されました…なんて無粋な事態にならないよう願いたいものです。
 
【おまけ】
Takedajo05 駐車場から大手門に向かう途中の一コマ。写真右端の標識、「竹田小学校へ 800m」と書いてあります。
 
Takedajo06天空の通学路。
 

2010 05 01 [living in tradition] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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» 日本のマチュピチュ? ~天空の城~ 竹田城跡 写真集 / Machu Picchu of Japan? Castle In The Sky - Takeda Castle spectacular Photos [ろぐちゃんねるから]
兵庫県朝来市の竹田城が、今密かに注目を浴びているらしい。 竹田城というと、山の頂上に石垣が悠然と並んでいて、 子供のころこの麓の病院に入院していたせいか、なんとなく石垣の風景を覚えていたりします。 この竹田城が今、『天空の城』『日本のマチュピチュ』として注目を浴びていて、 地元の皆さんも町を挙げて、竹田城を世界に向けて売り込めないかと取り組んでいるそうです。 とにかく風景が凄いので写真を集めてみました。 「竹田城を世界に売り出すため」ということで、タイトルを英語併記にしてみました。 竹田城 wiki... read more...

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