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北欧の音楽ピクニック・2011!

 
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●北欧の音楽ピクニック
 2011年11月12日/万博公園自然文化園(東の広場)

 「晴れてよかったね」がみんなの挨拶代わりでした。前回(2010年6月20日、その時のわたしのレポートはこちら)は梅雨のまっただ中での開催でしたがかろうじて降られずに済みました。今回も、前日の冷たい雨にもかかわらず、当日は朝から良い天気で昼間はむしろ暑いくらいのコンディション。つくづく「持ってる」イベントだなあ。
 今回も企画が盛りだくさんで、体ひとつじゃとてもじゃないけど全部を追い切れません。朝からはりきって会場に出かけましたが、終わる頃にはもうへとへと。いやあしかし、心地よい疲れだぁ。

 
111112_02 スタートは午前11時。まずは楽器とダンスのワークショップが行われました。1時間あまりの講習の最後は合同で練習会。昨年と会場は同じですが、黄色く染まった木々と、立冬を過ぎてずいぶん低くなった日差しのせいで、そのまま北欧のどこかの公園にまぎれこんでしまったかのよう。
 
111112_03 同じ頃、メインステージではかとうかなこさん(写真)はじめ3人の芸達者なミュージシャンによる「こどもの音楽ピクニック」と題されたコンサートが行われていました。ものがたりを音で表現する、イマジネーション豊かな音楽世界。このステージに限らず、今回奏でられた音楽はどれもみな物語性がたっぷり含まれていて、そうか、北欧音楽の魅力ってそういうところにあるんだ、と気づかされました。
 
111112_04 前回と同じ小さな丘のふもとに設えられたライブ会場では、まず登場したのが東京から参加のアルベロ。ハープとヴォーカル、パーカッションとSE、そこに着ぐるみカラスのパフォーマンスが加わるなんとも不思議な空間。一曲ごと、というか奏でられるひとつひとつの音がとてもドラマティックで、30分間のステージでしたが濃密なお芝居を観ているようでした。
 
111112_05 これも前回と同じくラベンダー畑の前にセットされたステージでは、おそらくいま京都でもっとも熱いバンド、ドレクスキップのライブ。まあ客を乗せるのが上手いこと。そのパワフルさにますます磨きがかかってきました。
 
111112_06 ふたたび森のステージにもどって、シャナヒー。曲目や演奏に毎回あたらしい試みがあって、いつ観ても新鮮なのがこの老舗バンドの最大の魅力です。
 
111112_07 今回いちばん惹かれたのが、日本国内よりもヨーロッパでの活動歴の方が長い姉弟ユニットのヤネカ。特にChiyakoさんのヴォイスは独特なスタイルで、いちど聴くと忘れそうにありません。とにかくかっこよかった!
 
111112_08 メインステージでは今回出演したミュージシャンたちが特別に結成したユニット、「ノルディック・グルーブ・プラス」のスペシャルライブ。最後はダンスのワークショップで指導にあたっていたブローイエテンダンサレも参加して、大いに盛り上がりました。
 
111112_09 そして大トリは、ノルウェーから初来日の「ストーム・ウェザー・シャンティ・クワイア(オフィシャルサイトはこちら)」。いわゆるシー・シャンティ「舟歌」をメイン・レパートリィにする男6人組のヴォーカル・グループです。前日11日には、東日本大震災で被災した漁師町、宮城県石巻市内の中学校でコンサートを行った由。船乗りとして、どうしてもここで歌いたかった、ということらしい。翌日の万博公園でのステージもたいへんパワフルで、それまでまったりくつろいでいた観客を一気にヒートアップさせてしまいました。手にする楽器はアコースティックばかり(時には無伴奏コーラスのみ)、でもノリはまるでパンク・ロックのような激しいもので、そのギャップがおかしかった。その名の通り「ストーム・ウェザー」なバンドだったのでした。
 
111112_10 観客をみんな立たせたうえで、煽ること煽ること。いやあ、こちらも手拍子しすぎていまだに手が痛いです。
 
 フィナーレは観客も含む全員でロング・ダンス。秋晴れの(とはいえ夕方にはだいぶ雲も多くなってましたが)空の下、どっぷりと北欧に浸った一日が暮れてゆきました。
 
 * * *
 
 以下おまけ。万博公園を出た後、わたしは京都に戻って、夜は別のライブに顔を出しておりました。
 
111112_11 西院のライブハウス「OHH-LA-LA」で行われたアイルランド伝統音楽ライブ。たくさんの楽器をとっかえひっかえ大熱演のPookaと、山口智さんユニットとのジョイント・ライブがこの日行われていたのでした。ともに活動歴の長いバンドだけに、息のあいかたはさすがと言うほかありません。
 Pookaもたいへん楽しかったんですが、山口さん・高橋さん・相方さんのトリオ(三人でやりはじめてかなりたつのに、本人たちもMCでネタにしてましたが未だにグループ名がないんですよね)の、ごく自然体の肩の力の抜けさ加減はもはや名人芸の領域。
 
111112_12 この日はどういうわけか山口さんが暴走してしまい、予定していたプログラムをのっけからぜんぶひっくり返してしまうという荒技に出たんですが、にもかかわらず演奏が始まるとどの曲でもすぐに三人ピタッと揃う、その息のあい方といったら。これだけ肩の凝らないスタイルで、けれども非常にスリリングな演奏ができるグループもそうそう存在しないと思います。彼らにはぜひCDを作っていただきたいなあ。
 

2011 11 13 [face the music] | permalink このエントリーをはてなブックマークに追加

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comments

どうもありがとうございました。ちゃぶ台ひっくり返してしまいました〜

posted: やまぐち (2011/11/13 18:49:20)

いつもご贔屓に、ありがとうございます!!
ほそ~く、なが~く、ぼちぼちと・・・
これからも、よろしくお願いします。 (^o^)v

posted: jun (2011/11/14 5:37:58)

コメントありがとうございます。
こちらこそ、素敵なひとときをありがとうございました。
バイクで出かけることが多いので、お酒を飲みながらっていう機会がなかなかないのがちょっと残念ですが(笑)また、どこかでお会いしましょう!

posted: とんがりやま (2011/11/17 22:50:11)




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