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おかえり、丸善京都店。
このブログで、丸善京都河原町店の閉店について書いたのが2005年の8月(→こちら)。10年後の2015年8月、同じ京都河原町通に、丸善が帰ってきました。
かつて丸善だったビルは、閉店後すぐにカラオケ屋になり現在もかわらず営業中。なので新店舗は、少し北に位置するファッションビル「BAL」の地下1階と地下2階になります。BALも河原町で長年親しまれてきた古参のビルなんですが、老朽化のため2013年1月末に完全閉店。2年半かけて大規模な建て替え工事を行い、こちらも満を持してグランドオープン。外内観のちょいクラシカルなテイストは、旧BALのイメージをわりと残しているんじゃないかな。
旧丸善閉店後、旧BAL内にはジュンク堂書店が丸善と入れ替わるように営業していたんですが、BALの閉館を機に撤退。で、リニューアルオープンしたBALには、かわりに丸善が入りました。まあ、丸善もジュンク堂も同じ会社(丸善ジュンク堂書店)なんで、展開する店舗名というかブランド名の違いだけやん、って言ってしまえばそれまでなんですが、その「ブランド名」こそが、この河原町という場所にとっては大切なんでしょうねえ、きっと。
ジュンク堂BAL店時代は5〜8階の4フロアを占めていて、洋書がけっこう充実していたように記憶しています。京都市内のジュンク堂は、ここから徒歩10分ていどの四条通沿いにも大きいビルが建ってますが、こちらは洋書は扱ってないので、かつては2軒をはしごして歩いたこともしばしばありました。
なので新生丸善には、そのあたりの品揃えがどうなのか気になるところ。まだオープン初日のお昼休みに大急ぎで眺めただけなんですが、第一印象としては、旧BALのジュンク堂に比べるとスペースに余裕がなさげかな? まあフロア数が違うしなあ。洋書コーナーはそれなりにスペースをとっていたようではありますが。次の休日にでもあらためてじっくり探索してみなきゃ。
ちなみに店内写真は公式サイトに少し載ってます→こちら。もちろん店内バナーなど完全に「MARUZEN」押しで、ジュンク堂のジの字も見当たりません。
10年前の閉店時には檸檬の記念スタンプがありましたが(上にリンクした前回記事参照)、あのスタンプサービスまたやらないかしら。で、今回のオープン記念としては、一定額のお買い上げで記念品が貰えるというものなんですが…。
写真右のロゴ入りメモはいいとして、左の「檸檬ノヲト」、文庫本サイズで巻頭に梶井基次郎の『檸檬』が掲載。残りのページは本の購入記録ノートになっておりまして、うーん、わたしにゃ使い途がないっつーかメモ帳代わりにもならないなあ。
【150822追記】
翌日あらためてゆっくり見て回ってたら、やっぱりスタンプサービスありましたね。そうこなくっちゃ。
いつまでやっているものかはわかりません。それと、スタンプのデザインが10年前とは変わってました。
2015 08 21 [living in tradition] | permalink
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